雨の日は映画を見にいらっしゃい♪〜
  天気予報どおり朝から本格的雨になる。

 カーテン全開の窓の風景はどんよりとした土色 一色〜 雨足の角度は45度以下の横しぶき、

 雨がふります 雨が降る 遊びに行きたし♪〜
 家に居たくもなし、出たくも無しの気分、、

 近くの福祉センターへ昼湯と映画実写会にと出 かける、、チャリに乗って片手に洋傘は横殴り の風を受けてちょっと危険度が高い、、

 まぁ、人通りの少ない田舎道とて5,6分で到 着〜

 映画はもう始まっていた。
 前評判の高かった「硫黄島からの手紙」
 C・イーストウッド監督作品。

 戦争作品は得てして製作者側の意図的主観によ って偏りが大きくなるが、今回は、米側から描 いた硫黄島作戦「父親たちの星条旗」と二本作 られたそうだがその辺にC・イーストウッドの 映画人としての良心が伺える。

 両方見ていないのでどうとも言えないが、戦争 もの、、大体ヒューマニズムに基づいたもの  とあらかた知れている、、

 ハリウッドスタートして名を上げている渡辺  謙 がそれだけの存在感を示してると見た。

 巻、半ばで席を外して銭湯に入った。

 20分余で席に戻るころ、珍しくパラパラと拍 手が起こっていた。

 ちょうど上映が終わったらしい、、

 館長さんー よかったわぁ、、どうもありがと う、、

 でも、もっと面白い映画をたのむねぇ〜
 と、声が上がっていた、、

 そう、今までは、寅さん、釣り馬鹿シリーズ、 山田洋次監督作品が 多かったからね、、

 それにしても、上映中に銭湯へ抜けたりわたし の ”ながら鑑賞”態度はよくないですね、

 ТV桟敷もそうだけど、もう劇場へ足を運んで わざわざ見に行く年齢でもなくなって来たし、
                              
吉永小百合の「映画女優」〜
                              

 
 きのうCS放送で、吉永小百合の「映画女優」後半偶然見れた


田中絹代を演じてるんだけど、落ち着いて渋めのちょいと侠気のある語り口が、、よくは知らぬけど田中絹代らしかった、、

溝口研二監督との葛藤を描いていたが、その姿が吉永とこの作品監督の市川崑との姿にオーバーラップされて興味深かったよ、、

ラストシーンの汚れ遊女のストップショットは壮絶やった!!
きのうCS放送で、吉永小百合の「映画女優」後半偶然見れた

田中絹代を演じてるんだけど、落ち着いて渋めのちょいと侠気のある語り口が、、よくは知らぬけど田中絹代らしかった、、

溝口研二監督との葛藤を描いていたが、その姿が吉永とこの作品監督の市川崑との姿にオーバーラップされて興味深かったよ、、

ラストシーンの汚れ遊女のストップショットは壮絶やった!!

市川と吉永のせめぎあいは多分、小百合さんの勝ち!!だろうな、

                             
                                
 新聞をとる時みたいに、三ヶ月につき一と月サービスしてくれるんだね、、

一契約済んだし一旦解除しちゃエーと言う事でそうした、、

 再契約でまた一ヶ月サービスあるのかな!?
                               
                     CATVで喜劇「よさこい旅行」と言うのを見た。

 まだ若い時に、アパートの上の階の騒音に悩まされて、ふたりで深夜映画へ行った事があった。

 そのころによく見た作品だ。フランキー堺、伴淳三郎、ミヤコ蝶々など、もう故人ばかりだ、、
 高知の田舎、架空の土佐大原駅を舞台にして、国鉄駅員のフランキーの新妻が倍賞千恵子。
 当然と言えば当然若くて可憐、、
 古めかしい国鉄の駅舎のたたずまいが懐かしい、、 ある雨の夜、突然に起こる大音声!!
 崖崩れの発生だ!! つい先ごろの台風、地震によろ災害のシーンを見るような真に迫る画面、喜劇と言えども手を抜かないつくりになっている、、そこへ煙りを吹きながら迫る黒い鋼鉄の機関車C53−503 驀進して来る線路に立つフランキーは駅長の娘、長山藍子の赤いスカートを剥ぎ取りそれを狂ったように振りつづける、、実際にはとてもこんなもので列車を止めることは出来ぬだろうが、崩落現場で急停車させる事が出来た。

 駅長の娘の結婚を控えて晴れて迎えたのが土佐のよさこい祭りのシーンだ。

 コレは、やっぱり松竹作品だな、その後の寅さんシリーズに相つうじるところがある。

 「お〜い、お前みてるかぁ♪〜」 ここで振りかえってふいに仏壇の家人に声をかけた。

 彼女は高知の出だ。 僕は徳島の出身。

 「よさこい鳴子踊り」の話はよくしていた。

 踊りは、まるで阿波踊りじゃないか、、徳島が本場だぜ、、
 うちの真似してるヤン、、などと他愛無い言い争いをしたものだった、、

 ふうん噂にたがわぬ、賑やかなものだな、、倍賞千恵子の鳥追い、菅笠姿もいいな、、

 眼のわるい家人のために新調のテレビをと思っていたが、、『そんな無駄はしなくて良いよ、、』と反対してたが、いまは21吋画面に響き渡る「よさこい踊り」をニコニコとして後ろから覗き込んでいる。
                                
                               
  むかし野菊で、いま寅さん                  
                                


 先だっては、仏花、その他仏具のことで日記つながりの関東の調査員にお世話になった。
お礼申し上げます。

 大体関東さあーも関西も似たように洋花も入ってきているようだね、、

 ただやっぱりお値段のほうが関東は3割がたお高そうですねー

>お盆に、またお花屋さんで調査してきます。
 でも菊とリンドウは入っていたような気が・・・

>追伸:
県庁で私は「リンドウ(林道)課」に所属していました(笑)
これ実話。

※アハハ、落ちまでつけていただいてありがとう〜流石関西出身の〇〇ちゃん、
 相変らず、、元気ぃー!?

 リンドウと言えば政夫さん。野菊と言えば民子さん。
 あの純愛小説の映画、いまだにわすられられないなぁーー
 あれもたしか矢切りの渡しあたりが舞台じゃなかったかな、、

 むかし野菊で、いま寅さん、細川たかしは“ついておいでヨウ♪〜”と白い声はりあげるーー

 で、きょうは二つほどURLを紹介します、、


 
 寅さんの風景
 http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/torajiro/

 野菊の墓 要約
 http://sjfreehp.gaiax.com/home/takato17の読書サイト
 ●私のHPです


                                                                


 映画 大閲兵(1985) 中国作品
      Big Military Parade


手動バリカンでゴツゴツ頭を刈り合う、固形シャボンで互いに流し洗う風呂場
の描写。それらを克明に描き出す。
1時間30分、40度の炎天下ただ立ち続ける事の訓練。全体としての不動の
黒い塊が夢幻の如き陽炎となってゆるゆると小刻みに揺れるショットは異様
だ、、ひとり、二人と倒れるものが出る、
医務斑の白衣がそれを運び出す、20分休憩後次の訓練へ、、炎天の中同じ角
度、歩幅、歩数をもて乱れず行進する事を求められるー短パンから覗く素足は
未だ幼い少年のそれだ。

雨中の足立ち訓練。揺れる 倒れる 立て!!
調子の悪いヤツは休んでいろ!

帰って来た兵舎、体育館のような造りに並べられた簡易ベッドにただマグロの
様に身体を並べて横たわって眠る、、

兵の一人、呂は言う
これはいったい何なのだ!!
400名の人間が朝から晩まで一体何をやってるんですか!
ただ歩くだけのロボットじゃないか!
ええッー!? いまの人間が閲兵に熱狂しますかーー!?

ある兵は、逃げ出して穫り入れの農場に紛れ込んで男や少女とともに麦を積ん
で、人間性を取り戻す。

ある兵には母の死去報がもたらされる。
兵はしゃくりあげて遮二無二泣く、、
軍隊1年の彼に上官は粗末な袋に隊の備品の土産を詰めてもたらす、しかし少
年は途中で帰って来る。天安門の晴れの舞台を母はただ望んでいたのだ
と、、、
ある兵は恋人の父に言われた。新しい服を着て天安門広場に立てと閲兵の姿を
見れば婿にしてやると、、、

一方ここに入隊して15、6年孫教官にも苦悩はあった。従軍体験もなく、戦
功は無論なし、やる事と言えばは農作業、土木工事への出動、あとは訓練ばか
り、、彼にとっては閲兵式は言わば出世のチャンスだった。しかし彼は浴室で
昏倒した。

弱くも無い、剛くもないそんな人間の生の姿が描かれていた。
厳しい訓練の結果、各隊から五名ずつ落さねばならない。北京行進は限られて
いるのだ。誰を落すか、上官たちは苦悩する、、



  諸君は報われる!! 天安門でだーっ!!


訓練は終わった。北京行きを前にして孫は壇上に立って檄を飛ばす。

 (落されるべきは自分だと心に決めて、、)

Cgiではおそらくないであろう全景の大写。
動く幾何学模様と言うか、戦ぐ絨毯というか
1984年10月1日の建国35周年を祝う天安門広場での閲兵式は始まった。
そこには呂と孫教官の姿は無かった。

四か月に999キロ歩行訓練し、天安門を行進するのはただの96歩、一分に
も満たない時間であった。

「黄色い大地(1984)」の陳凱歌監督作品。
全巻にわたって笑いのシーンが少しも見えなかったのが気になった。
                                                                

    はまっこマドロス♪〜


 

 この連休にふらっと“まるで散歩にでも出かける様に”横浜へきた。


   突然のこととて、君に声もかけなかった。


 みなとみらい線が開通しとても便利になった港よこはま。トワイライトタイムのひと時
を夜景を楽しみながら山下公園内の氷川丸船内のバーで一服し、周辺を散策して時を過ごした。

 【氷川丸内キャプテンツアー〜ハーバービュールームにて軽食とドリンクの集い】

 
   これに立ち寄ったわけー

 
“波の音を子守唄の様に”
聞きながら育ったと言うわが姐様〜 美空ひばりちゃん、なぜか

 ”ちゃん”呼ばわりだ、、今から50年ほど前、五月一日にひばり姐は、ココの国際劇場で初舞台を踏んだのだなーー  10歳の時に、、

 姐の生まれたのは磯子区だからこの一帯なのかな、、、

 名作「港町十三番地」 「君はマドロス海つばめ」 などチョイと口ずさみながら甘酸っぱい気分に浸り想わず涙ぐんでしまった、、

 ごめん、君には会えなかったけど、、わが姐ひばりチャンの故地を踏むことが出来たこの気持ちのままきょうは帰るから、、、

    


    はまっこマドロス♪〜 がつい先ほど深夜に流れていた〜

    


 ■ アンニュイな朝をむかえています、、



 週2回ほどの出勤日と提出用の作業表もまだ作成手付かずのまま、、

音楽用ソフトをリニューアルして、、時間を気にしながらも、チェンバロ協奏曲5番ヴァイオリンなど聴いているわけ、、


昨夜は、はやくから床に就いており、、一度覚めても夜9時過ぎ、、

すこし覚醒ままならぬなかで、、夜食をとる、、

猫四つに先ず缶詰を開け餌を与え、この給餌メッチャカ騒ぎで目が覚める、、、


ラジオの掛け放し放送でヤクルト対阪神戦、、聞くとも無しに、、
シーソーゲーム!? 阪神、今年は、ちょっと大変そうーー
巨人はもっと大変そうーー



また、まどろみて夜中に、、CS放送の邦画を見るともなく、、、

青田典子や旧CCガール起用のホイチョイ作品、、つまらないーー

1つは「ダメージ」という題名〜 もう消した。

「ダメージ」といえば前に見た洋画作品。

これは、またいずれレヴューを書きたいが、、

フランス映画だったか、イギリス上流家族の父と子とその愛人との

間の不道徳を描いたもの、、

この愛人ヒロインが中性的な女性であったがいたく惹き付けられた、、

 これが、かの ジュリエット・ビノシェ だとは後で知った。

  彼女はよかった、、




 ●さて、気を取り直して、週はじめのワークに取りかかろうか〜


VHS 松竹 2003/10/25 ¥3,990

■たそがれ清兵衛 雑感 《一》

 

  ハリウッドのアカデミー賞、出品で話題に上ったお蔭か、早くもTVお茶の間でも放映された。



下級藩士、清兵衛の平坦な暮らし振りがつづられ、それははじまる、、

山田洋次監督初の時代劇作品だそうだが、、時代を超えたリアルな視点で描かれている、、

仕事の仲間の誘いも断って家路を急ぐ、、痴呆の進んだ母親と子どもたちの面倒を見るため、、

 アイツは、たそがれには早足となる、たそがれ清兵衛だと、、、

妻を亡くした彼は、そんなことを意に介しない、、

食べるための野菜を作り、魚を釣りに川へ行ったり、竹を削って内職の虫篭を作っている、、

 およそ武士らからぬくらし振りに驚きさえ感じる、、

 

 山田監督は其の辺を細かく考証して書いたという、、

妻も居ぬゆえ、暮らしの為ひたすら忠勤に励むのだが、、ある日、蔵検めにきた殿様に、、「そちは、ちと、臭いぞ、、衣服など武士として恥ずかしくないように心得よ、、」とさとされる、、

 これは、笑えない、、私は実際にこのような話を聞いた事があるからだ、、

  医療関係に勤めたあるお年寄が臭いから、、、というだけの理由で、、ある日突然解雇されたと言うことだ、、、





   ■ 現実は映画より厳しい平成の世の中だ、、


清兵衛の主君は、おとがめなしの有り得ないほどのやさしい主君だったようだ、、、

薄ぐらい棲みかであるが家族四人のつましい暮らしがあり、、そこから外にひろがる自然の明るさが描かれてこれは上手いショットだ、、

 鶏の声があるき、、犬の鳴き声も起こり、、


■  一瞬ここはどこかと思わせるほどの静かさがあった、、
                                                                     
映画 「野良犬」
  
 黒澤は共作の新人菊島隆三を警視庁に通わせ、捜査の苦労話を集めさせたが、なかなか興味を惹くネタはなかった。
ある夕、帰り仕度の捜査一課の係長がコルト(拳銃)を鞄にしまいながら、
「こんな何にも役に立たないシロモノだけどよくなくなるんだ」と、小声で言った。
 黒澤は菊島が仕入れてきたその話に、「え!?本当か。それいけるじゃないか」と叫んだ。

(「黒澤明ドキュメント」キネマ旬報増刊・1974年5月)

 


タイトルバックに、いきなり現れる、眼光鋭い黒の野良犬。
タイトルの文字が消え、プロローグまでその眼は睨みを利かす、、、


新人刑事の、三船敏郎が饐えた汗で蒸せかえる乗合バスの車輛内で拳銃を盗られる、逃げ出した犯人を追って三船とそれの追跡劇となる、、、
走る、走る全力疾走の500m走みたいに、、、

盗まれたコルト拳銃を追いかける物語だ。
ベテランの刑事、志村喬と三船のコンビ。

戦後間なしの「羅生門」に先だって撮影された昭和24年の作品。
道路には舗装がない、車も殆ど走っていない町の姿、、
ぼろぼろの軍服とボロ靴に身を替えた三船は自らの過失で失ったコルト拳銃を求めて
猥雑な町中、路地から路地へと、、場末のストリップ劇場などと昼も夜も歩く、、
戦後の猥雑な風俗をリアルに映し出している、、それらをモンタージュ映像にしながら、、タオルで流れる汗を何度も何度も拭きながら歩く志村刑事、
レビューの踊り子たちもみんなドタンと棒のように倒れこんで滝のような汗を流す、、
街の人たちも女も、腋の下まで開けて汗を拭く、、


  歩いて、あるいて汗をだだと流す、、

 人びとの肉体と汗の積み重なった
そんな時代を象徴しているように思えた、、


全編に流れる早坂文雄の音楽も、ドラマチックで気分を盛り立てる、、

黒澤明、晩年の難解作品とは違い、、ずっしりと映像を楽しむことが出来た。


※プロローグ = [prologue] 物語の始まり。発端。


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