マッチを擦れば、 おろしが吹いて
線香がやけに点きにくい〜 「吾亦紅」♪〜
まさに今の季節、ぴったりの風情になってきました
おそらく実体験に基づいた詩でしょう〜
万人の胸をうち、共感を得るいい作品ですねぇ〜
※おろしは 【颪】とも書き 山など高いところから吹きおろしてくる風のこと。
この盆は連合いの法要に行けず、納骨の本願寺さんの盆供養のお坊さん達にお任せしました〜
家ではお内仏に灯明し、線香を立てました
滅多に使わない燐寸をすり、線香に火を移すと一気に荘厳(しょうごん)の気持ちになるのは不思議ですね、
読経は好きなほうなので、自分で小一時間、宗旨かまわずに3巻ほど読誦しました、所々、経の中にチエックがあるのは、連れが生前に書き込んだものでしょう(笑)
高校野球も終わりました〜
ささっと洗った作業衣をベランダに干すともう稔りはじめた青田から涼しい夕風が吹いてきます
立ち木から吹き零れた蝉が風にあおられ飛ばされ、また家の植木に舞い戻って止まりました
さかしまに止まって鳴き始めました、鳴き声は蜩のようですが、小さい油蝉のようにもみえます ほんの一分ほどの声明でしたが、かすれるように語をおいてそれきり黙りこみました
※蜩(ひぐらし)
日本ではその鳴き声からカナカナ、カナカナ蝉などとも呼ばれ、漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮などがあり、秋の季語にもなっています。
近頃、仰向けになった蝉の屍をよく見ますがこの蝉ももしかするとその直前なのかもしれませんね、、
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