生きてりゃいいさ
 JR天王寺からK駅までの車内はもうまぶしいくらいの西 日だった 

 兄貴の術後退院、転院が決まって見舞いの帰り道〜
 
  大和川を自転車で渡りながら、、すばらしい春の夕暮れ
 夕焼けに染まる風景に出逢い、息をのむ、、

 嗚呼、いよいよ春だなあーー
 俳人ならばこれを如何に詠むか〜!?
 ぼく、確か俳人だったっけ、、

 まだ冷たい水面には鴨たちが無数にかたまって陣を張っている 
 逆白波が細かく水を刻んでいる、、
 人、二人がやっと交差できる小橋の道に白いセンターラインと往復の矢印が描かれてる
  ああ、毎年恒例のこの市の市民マラソンが明日行われるのだな、

 この大いなる水と赤い夕焼けに息を呑んだことが前にもある

 平成が始まった年、逝った妹の見舞いに通ったときに幾度も見た紀ノ川と、鉄橋からの眺め〜

自然界は、なんてこんな美しい哀しい風景を創り出すのだろう〜


 20年前も10年後も百年後もやっぱり繰り返して〜
                              

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