われらがWEB句会  水準以上の実力ぞろい〜
直近のわたしたちの俳句会作品
わたしの選句評などをアップします。

・午後からは水中にある薄氷  耕治
・冬欅水は明日へ流れおり  潤治

厳冬から春にかけて世情はけたたましいニュースばかり、それに対応する大人とも思えぬ俗人たちの立ち居振る舞い〜
 
あくまでこちらは俳句、芸術の世界です〜
2句ともゆったりとした時間の流れを書きとめています。


・筆順の怪しき授業良寛忌  嘉一朗

ほんとうはやたらややこしい、あやしい!?筆順などにとらわれたくない〜
かえって描字の個性が失われる気がします
まして良寛のごとき自由奔放な個性を思うにつけ〜

良寛が子供たちののぼり凧のために書いてやった「天上大風」の書が残っています。

・片恋や廻らぬ独楽を手に取りぬ  揺子

これは誰にも経験のある幼少期の甘酸っぱい情感の一こま


・蕨まで行くと媼の四輪車  耕治

わらび、ぜんまいの採れる春の季節〜
ひとりのばあさまが車を押しながらゆっくりと歩を進めています、、一言で言えばこういうところでしょうか

わらびに赤子の掌、四輪車(乳母車)をおもわせ
にんげん、命の回帰を優しい表現の中で言いとめた♪〜

※媼(おうな)おばあさん 翁(おきな)おじいさん


・NYダウいかにあしたの霜柱   清水

 サブプライムローン問題にゆれる米国の景気――NYダウのチャートは下降一途――ローソク足は陰線がつづき、まさに、あしたの「霜柱」は白ではなく、黒い「霜柱」の連続が予想される。
「あしたの霜柱」がよくきいている。

わが作品に貰った評です。
わが株式の知識以上の見識で的確に読んでもらっていますね

嗚呼、今朝も厳しい霜柱が軋んでいます、、

以下その他のわたしの作品です。


・屋上遊園いまも跳ねおりわが木馬  清水

・ガラス工場人間どっと吐き出され  清水
                                                                   


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