My name is mammy♪〜  お母ちゃんのこと
                                            
 吾輩は猫である
 名前はまだない
 どこで生まれたか、とんと見当がつかぬ


 ある高名作家の小説の出だしであるが、同じことをつぶやいている住人がウチにもいる。

 小説家は稀代の面倒くさがり屋で一生この猫に名前をつけずにオイ、こら! 猫ーとか呼んでいたらしい〜

 恐妻家の彼がさすがのK子夫人にオイこらーとは呼んでなかったと思うけど、、

私も、ものぐさでは、この小説家以上で4ついた飼い猫に満足な命名をしていない〜

迷い込んできたとき小さかったので、確か チビちゃん と呼んでいたと思うが、子猫と思い気を許していたが数日後、ナント出産を始めたのである〜〜!!

赤いの、まだらの、白いのと次々に4つも、、

名前なんか考えてる暇がない、、

ハイ! 白〜 黒〜 赤〜 赤〜

ほんとの話である!!

そのままの名前で現在(在世14年)に至っている。

アンパンマンに似た双子の茶トラの赤は便宜上、見分けをつけるため尻尾の先部分の毛を刈り取ってしっぽちゃん と呼ぶことにした。

子供を生んだ母猫をその後 チビちゃん とは言えず、お母ちゃんと呼ぶことにしたのである。

子を4つ生したお母ちゃんは、一番の元気で子育てをこなし眉目秀麗で、苦みばしっていて猫として一点の非の打ち所のない体型を保持しているし、その鳴き声の可愛さは今生まれたばかりの仔猫のそれのごときなのである。

出産後、お母ちゃんとしろ、クロちゃんと雌はすべて不妊手術を施した。

その時の受診名がチビちゃん。

この度このお母ちゃんが死ぬか生きるかのピンチに陥り獣医院へ駆け込んだ〜〜

 何十年来、呼びならしたお母ちゃんを、先方は、えーと、チビちゃんのことですがね、 ちびちゃんはねーー

 あのー すみません、名前いまおかーちゃんなので、、

 先方はしばらく 鳩に豆鉄砲ーー お母ちゃん!?  キョトン!??

 やっと分かってもらって薬袋の宛名は おかあ ちゃん
と書き換えてもらったのである。

 
 妻の生前中にも外へ向って お母ちゃん〜 お母ちゃんーー!!と呼ばわっていたので近隣の人たちはなんと思っていたことだろう〜

 思いもかけず妻の方が先に逝ってしまって、、

今は気を使うこともなく お母ちゃん〜〜 お母ちゃん♪〜
 こらぁ!! お母っかあーー!!と呼ばわってる日々である。

                                        
●ビジュアルはお母ちゃんに似た大坂城のノラ君です〜
                              

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