私にとって日本語に次いで親しみやすい言語といえば英語、中国語、フランス語という順に成る。

 はるか昔の、戦争に負けて十年も経っていない頃、白いページからアメリカ文化が立ち上るような英語の教科書を手にした。

   Jack and Betty

   愛編むあガール
   愛編むあボーイ

   舞いネーム伊豆 ジャックジョーンズ
   舞いネーム伊豆 べテイスミス
     (ママ、変換)

 義務教育もそこそこに就職活動に入らねばならなかったので英語に関
わったのはわずか4ヶ月だけであった。

大阪に就職して英語に触れたのはハリウッド映画を見に通う事であった。
 オードリー・ヘップバーン、グレース・ケリー、ステーィヴ・マックィーン
などのスクリーンでまだ見ぬその国のカルチャーをくみ取ることであった。

 フランス語も、やはり映画からのヒアリングで恋愛にはフレンチは欠
かせぬものだなと感じ取った。(笑)

 耳に慣れはしたがそれらはもちろん喋れるわけでもなく親しみを感じ
たと言ううだけのことであった。

 漢語圏の中国語はわれから望んで一時、テキストを求め
ラジオ講座で学んだ。

 英語も中国語も都度、辞書をそろえて身の回りにその温もりを湛えておくことにしていた。

 さいわいと言うか近ごろは中国映画もメジャー化して優れた作品が見
られるようになり慶賀にたえない。

 もう一つブームになって大騒ぎしている、ある国の事もあるがこれは
私の肌に合わないので興味が無い。

 仕方のないことである。

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