母猫のかえり来ぬ朝 ニラの花


 きっともう帰って来る頃だろうと思いながら、これを書いているわけだが、、

 消えたときの事情が事情だから、、

四つ居る中で母猫だけが野良出身である。後の三つはわが家で母から産まれた子供なのだ。

 二日前に開けてある窓からフラりと帰ってきて餌をカリカリ食んでいた。

 食った後の頬を撫でる顔洗いを済ませていたので、、またすぐに出て行きそうだったので、窓も裏の出口も完全にシャットアウトした。

 家に居るときはそれなりに甘えて擦り寄って寝るヤツなのだが、そのときはウーーッと拒否を示していた。

 出入り口を確認して眠いのでそのまま寝てしまった。

 明くる朝、出口を閉ざされてその他の猫もそれぞれの位置で眠っていた。

 窓もちゃんと閉まっている。

 母親だけ何処にも居ないのだ。

 狭い屋内、チェックするところと云っても食器棚の上、風呂場の上の物置、、その他の部屋、二階の二つの部屋も閉まっていたし、、
万一を思って確かめたがどこにも居ない、、
流しの下の格納庫も探した。

 まえにも一日中屋内を探した揚句、ヒョッコリ姿を現した事もあるヤツだ、、

 きょうはもう、朝夕肌寒いが窓も、裏口も開放してある。

 一日半の不在は、ここのところ珍しい、、

  多分!?外からもう、帰ってきても良さそうだと心待ちにして居る、、



   ちょっとしたミステリーである。


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