フランスはパリー 蚤の市
2004年10月11日 ことば・言葉市の催し物やフェスティバルが行われる時に市民の自由参加にてスペースを分
轄して、不用の品物を持ち寄って売買したり交換をする事がある。
それを「フリーマーケット」とよんでいる。
その「フリー」とはどう言う意味かお分かりだろうか。
自由に持ち寄り、自由意思で売り買い、交換するから
「フリー」とは「自由」を意味する free のことだと思っておられるだろうがそれは誤解なのです。
フリーマーケットを英語で書けば flea market。
free ではなくて flea であり、その flea は「蚤(のみ)」のこと。
古物市のことを「蚤の市」と言う。
「蚤の市」の本場は、おフランスはパリー、モンマルトル地区に繰り広げられ
る月曜を除く毎日道の両側に立つ中古品の市。高いものは数万フラン、やすい
ものは数フランのもの、欠けた茶碗から盗品まであるが、掘り出し品もある所
以である。
これを「マルシェ・オー・ピュス」(marche aux puces=蚤の市)という。
これを英訳したのが「フリーマーケット」蚤の市なのです。
なお、わが国では東京世田谷で十二月、一月にこのような市(ぼろ市)が立つが、ここはほとんどが新品のようだ。
ぼろ市さらば精神ぼろの古男 西東三鬼
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