元祖 おれ、おれ〜
2004年8月12日 ねこの居場所、ひとの居場所先日の日曜日
夕涼みよくぞ男に生まれける
ではないが、朝から“捨てて行こう”一丁で
惰眠して居たら、電話が鳴った。 はやいよーー朝から、、
Kさん〜 オレ、オレ、 開けてくれる!?玄関ー 電話と二重になって表で声がする、、甥の奴だ、、夫婦二人で へぇー便利になったものだー ドアもノックしないで携帯で呼び出せるって訳だーーー おじさま、今ごろ変に納得〜
Kちゃんのお供え持ってきたよーー これ飾っておいてーー
荷物を二つかかえていた、、
先々週の京都行きから2度目、夫婦でやってきた、、
とりあえず身繕いしようと思ってたら、、もういい、いい、そのままでいてて、僕らこれから 行くところあるので、、と二人分の線香と、鉦をたたいて帰って行った。
この二人は、家人の姉の息子とその嫁だ。
いまを去る、ン十年前僕らが結婚間なしに電話を掛けて来た。
おれ、おれー! オレーだけど、Kちゃん居てるーー!?
新婚世帯に、男が突然オレ、オレもなかろうが、、
一体、どこのオレさまやぁーー!!
これが、甥とのはじめての出会いである。
姉は、この息子が大阪でひとりでやって行けるか心配していたが親戚筋の家で仕事を手伝い、
どうにかひとり立ちして嫁も貰ったのだ。
その間相変らず、オレ、オレの電話があり叔母、甥の関係で往き来していた。
車を持っていたので、吾ら二人ともうひとり、甥の弟四人で名古屋、岐阜回りをし鰻と、鯉の料理をたらふく食べ歩いたものだった。
堪能したおかげで未だに鰻と鯉はさしあたり欲しくはない、、
この四人で、長躯をのばし、四国の家人の実家へ帰ったこともあった。
弟は、T海大學生で、当時松前総長にも気に入られるほど優秀であったらしい、、
この甥が持参した某万葉集歴史解読ナンとかの学術書によってはじめて私は「万葉集」を識ら
されその後の何十年吾ら二人の間のブームとなったのである。
こんな甥は、何処か抜けたところがあって Kさんねぇー 僕、あるいてて信号無視、違反だって問われ逮捕されたんだよ、、 歩行違反で捕まったの僕ぐらい、、こんなことを嬉しそうに話す奴だったなぁー
さきの、甥が結婚したてにお祝いがてらに二人で訪ねていった。
新妻のM子は、家人に
Kチャン、遠慮せんと団団食べて行ってやー!
自分もあたり構わず、ガシガし食べる優良児を呈していた。
台所を見ると、出来立ての卵焼がひと山、素の新聞紙の上に打ち広げられてあった。
甥の話すエピソードが凄い!
なぁ、Kさん、聞いてくれるぅー うちの、Mこのまえ、訪問販売でゴム製の衛生用品売りに来たので、ほいほい買ってしまったんだってーー
月賦で(当時はこう言ってた)5年分くらい、、????
M子、一生懸命考えて計算していたんだね、、このひたすら性は、かわいげが有るよ、、
この嫁Mは、甥の親達にもあたりが良く評判は良いようで喜ばれている。
家人が亡くなってからというのが心残りだったがこの甥夫婦とも20年ぶりに付き合いが再会された。 甥の前額が後退して 泉谷しげる してたのには思わず、指さして笑ってしまった。
私の方もそれなりに変わってしまったことを指摘されたのは言うまでもないが、、
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