寝てやり過ごそう〜 台風は、、
2004年6月21日 ねこの居場所、ひとの居場所台風6号は今日四国から近畿地方を縦断するという予想だった。
雨も風もややきつくなり今日の仕事は休もうと思いつつ、(車じゃなく合羽着て自転車出勤だから、、)午前8時前、エイ!とばかり、見切り発車ー 空は異常ないろと形の雲がぎっしりと覆い尽くしている。 時速二十五キロで北上と言うから昼頃にはてっきり台風に遭遇する覚悟で出かけた。 仕事はビルのメンテナンスなのでわが責任においてそれなりのチエックを済ませれば良いのだ。 二時間後に帰宅したがさいわい、まだ荒れる台風という様相にはなっていない。
遊び人の猫たちも今日ばかりは一と部屋に集まって寝ておった。
室戸岬へ9時に上陸したと言うのに遅いじゃないか、それなりに心構えて仕事も済ませて帰って来たのだぜ、それじゃあ、朝飯を済ませようと飯を盛った。 ざんねんなことに家人は先ごろはかなくなって小さな器の仏飯に成ってしまった。
家人は、台風などそう動じる人ではなかったが、、「うっとおしいこってすわーー」と話しかけながらブランチ(朝、昼兼用飯)に摂りかかる。
雨風もやや増してきたようだ、、窓ガラスに雨が横殴りに、打ち付け出した、、地図帳を取り出して室戸岬から時速四十五キロでわが南大阪を通過するのはいつか!?実測して見た。ちょっとした気象予報士だよ。
ただいま午前11時、するてえと午後1時にはわが上空を通り過ぎていることになるか、、仕事も終えたし、飯も食ったしもう寝てやり過ごそうかとそう言うことに決めた。
物事そう簡単には行かぬ、うつらのなかに風の音を聞きながらラジオの台風報も耳に入って来る、
どうこうしながら二タ時は過ぎたようだ、、、
ラジオは告げていた、、
淡路島を通過、。午後1時に明石市に上陸したと。 、、とすると予想より西の進路を取ったらしく当地は荒れなかった模様だ。
台風は、よくわからぬところが有る、、遥か南方洋上に有るときに風が吹き荒れたり、通過直後に突然風雨が荒れ狂うことがよくある。いずれにせよ直下午後二時過ぎここわが周辺は終息を迎えているようすである。
ISBN:4094050019 文庫 石原 良純 小学館 2001/04 ¥560
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