ねエ、この字なんて読むの、、
2004年6月11日 ねこの居場所、ひとの居場所どういう意味なん!?
午前2時って言うのはどんな時刻なんだろう。このところ決まって二時に目が覚める。
家人を喪ってから怒涛のように人が来るは、しなければならぬ用事が立て続けに迫って来る。何事もふたりで話し合ってすべて乗り越えて来たような家だがこんどばかりは相談相手がいない。これには少し弱っている。
箸を持つ手も落ち着かぬと言うほどでもないが、、なるだけ家人のいた時と同じような日常を過ごすように心がけている。
去年の三月に緊急入院をさせて毎日出勤をしながら、見舞いに行き、家事一切をこなしてきたではないか、、あれと同じに思えば良いのか、、少し長い滞在だと思えば、、、
七七忌まで部屋に祭壇がしつらえてある。
飾ってある遺影が明る過ぎる笑みをたたえている。〇〇ちゃん行って来るよーと声をかけて出かける。生前とまったく同じだ、、早く帰ってきてね、、ホントは仕事なんかどうでも良いのよ、、ずっと側でいて欲しいの、、
と言っていたっけ、、わがまま放題だった猫たちも弔いの日をさかいにおとなしくなった。祭壇のある居間へは入ってこない、私の膝をねだって来ることも無くなった。その代わり外へ自由に開放してやった。もともと野良であった母猫は出ずっぱり、3日に一度くらいミヤと鳴いて帰って一泊、一食たべてまた出て行く。独り身になった今猫ばかりに構っていられないのだ。野良になった時のために食事制限もしつけていたがこれが効いて来そうだな。
いろんな雑事が山と控えていそうだがPCにさく時間も作らないと、、これが一番の日常の時間なのだから、、、
朝夕に読誦する正信偈(しょうしんげ)と言うのにハマッている。家人も読経は好きだったから、、ねエ、この字なんて読むの、、どういう意味なん〜と突っ込みが入りそう、、愛用していた辞書も入れてやりたかったけどこれは貴重な遺品としていま、二人の間において在る。
ISBN:458212805X 単行本 白川 静 平凡社 2003/12/20 ¥2,940
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