隣りの畠の権兵衛さん
2004年5月26日 ねこの居場所、ひとの居場所権兵衛が種蒔き、石抛る
今日は真夏日に近く暑かった。
家人が髪を洗いたいというので湯を沸かして風呂に入れる。
要介護の状態だが、人の世話になるのは厭だと言う厄介な病人だ。
動きは緩慢だが、自分で湯桶を使いやっていた、、ウンこれなら大丈夫だ、、
ヘルパーさんにシャンプー持って追っ掛けられずに済むと言うものだ、、
朝8時過ぎには家人のを済ませわれもシャワーを使って気分をよくする。夏は
気がね無くことを済ませられるから時間長者に成ったようだな、、
かばかりの干し物をせんとベランダに上がる、
目の下の畑二枚、ジャガイモ、玉葱の青はすっかり取り払われ土は白っぽく様
変わりしている、、その畝には白や茶色の土肥が蒔かれているようだ、、そこ
へ雀たちが一斉に下りてきて騒がしく啄ばんでいるのだ。
なんだろうな!? 田植前だから種を蒔くわけは無いのに何を食って囃してい
るのかよくわからないー 草の根の下の虫か何かを探しているのかな、、よく
したもので自然界はわれらの理解の上を行くようだ、、
この畑の権兵衛さんはよく怒るの人で、雀だって畑に入るのを許さないー 見
つけ次第 オラーーーッ!!
と大声で叱るー 我が家の猫が出て遊んででも居ようものならすぐさま石礫を
投げるのだ。隣りの家の猫も在ろうか無かろうが、自分ちの畑が可愛い一心な
のだろう、我が家の庭木が畑へ乗り出しているから切れと催促をしに来る。そ
の代わり!?畑を耕しては石榑(くれ)を我が家の犬走りへ抛りあげるのだ。
近
所も付き合いもあったものではない権兵衛さん、ここの先の郵便局の先代の局
長だって、、
フエーーッまいったなあ、こりゃ、、 ご丁寧に銀行からそっくりその局へ
預金を預け替えているんだぜーーー
傍若無人の権兵衛さんよー あなた知らんか知らんけんど あんたとわた
しの名前一緒なんだよーー
あんたの表札の本名と、、、
似ても似つかぬ権兵衛さんのお話しーーー
※ことわざ 俗謡
権兵衛が種蒔きゃ烏がほじくる
三度に一度は追わずばなるまい
・人のやったことを後から打ち壊すことを言う
※犬走り=住宅の家まわりの基礎土台部分を言う
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