四月も終わりというのに冷える、、

   市の温泉へ昼風呂に行く                                                  

 ついこの前までは桜はまだかと言い暮らし、、あたりの花の見事さを誉め合っていたものだ、、


  受付嬢は ソメイヨシノ と申します たかと


 その人は、はやい時期から瓶に見事な桜を活けて応対をしていた。

  ”何れが、アヤメ、杜若(かきつばた)やねえ〜”


 と突っ込むと あたしは、さくらでございますー と返された。

 周囲も花、人も桜の接待ぶりだったなあ、、、


   もうすっかり葉桜の季節になった。

吹き荒れる風の中であかいさくらの蘂(しべ)が降り積もって残っている。

 
    空には忘れられたように白い昼の月が、、、
 
 


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