白い昼の月
2004年4月26日 ねこの居場所、ひとの居場所四月も終わりというのに冷える、、
市の温泉へ昼風呂に行く
ついこの前までは桜はまだかと言い暮らし、、あたりの花の見事さを誉め合っていたものだ、、
受付嬢は ソメイヨシノ と申します たかと
その人は、はやい時期から瓶に見事な桜を活けて応対をしていた。
”何れが、アヤメ、杜若(かきつばた)やねえ〜”
と突っ込むと あたしは、さくらでございますー と返された。
周囲も花、人も桜の接待ぶりだったなあ、、、
もうすっかり葉桜の季節になった。
吹き荒れる風の中であかいさくらの蘂(しべ)が降り積もって残っている。
空には忘れられたように白い昼の月が、、、
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